【看護師】夜勤がきつい人が転職前に確認したい4つのポイント

夜勤がきつい看護師が転職前に確認したいポイントを解説する精神科看護師の経験談のアイキャッチ画像 看護師のキャリア

夜勤明けの朝、眠いのに眠れない。生活リズムが崩れて、体がついてこない。「この働き方を、あと何年続けられるだろう」と、考えたことはありませんか。

私は精神科看護師として、20年働いています。夜勤は、2交代も3交代も経験しました。今は3交代で働いています。夜勤のきつさは、人によって、職場によって、大きく違うものだと感じてきました。続けるか迷うほど、心身への負担が大きいことも、あると思います。

この記事では、夜勤がきついと感じる看護師が、転職前に確認したい職場の見方をまとめます。夜勤の回数だけでなく、人数や休憩まで見ておくと、次の職場とのずれを減らせます。読み終えるころには、何を確認すればよいかが、はっきりするはずです。

こんな悩みはありませんか
  • 夜勤明けに、眠れず、生活リズムが崩れる
  • 夜勤の人数が少なく、いつも余裕がない
  • 休憩が取れない日がある
  • 次の職場で、夜勤がどうなるか不安
悩んでいる人

夜勤がつらいのは、私が弱いからかな。

ひといき案内人

弱さの問題とは限りません。夜勤のきつさは、職場の条件でも変わります。

夜勤がきつい時に整理すること

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転職を考える前に、まず、自分にとって何がきついのかを整理してみましょう。夜勤といっても、きつさの中身は、人によって違います。私自身の経験もふまえて、整理のポイントを3つ紹介します。原因が分かれば、次の職場で確認すべきことが、見えてきます。どれも、特別な準備は必要ありません。紙に書き出すだけでも、頭の中が整理されます。

きつさの中身を分けてみる

私が夜勤で感じていたのは、眠気、生活リズムの崩れ、胃腸の調子の悪さでした。

  • 眠気が強い
  • 生活リズムが崩れる
  • 胃腸の調子が悪くなる
  • 人間関係のプレッシャーがある

どれがつらいのかを、具体的に書き出すと、対策が考えやすくなります。

休みの日の過ごし方を見直す

私は、休みの日には、できるだけゆっくり休むようにしています。気分転換も、大切にしています。

夜勤で崩れた体を戻すには、休む時間が必要だと感じます。ただ、休んでも回復しきれないなら、職場の条件に原因があるのかもしれません。

夜勤が前提の職場かを考える

私は、病院で働く看護師は、夜勤があることが前提だと考えています。

だからこそ、夜勤をなくすことだけを考えるのではなく、夜勤のきつさを、条件で見極めることが大切です。次の章から、その見方を紹介します。

夜勤のきつさを決める4つの要素

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夜勤のきつさは、「回数」だけでは決まりません。人数、休憩、勤務の間隔など、いくつかの要素が組み合わさって決まります。ここでは、日本看護協会の「夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」に書かれている目安も、あわせて紹介します。ただし、これはガイドライン(目安)であり、すべての職場が満たしているわけではありません。

夜勤の回数と勤務形態

ガイドラインでは、3交代制の夜勤は、月8回以内を基本とされています。2交代制などは、労働時間などに応じた回数とされています。夜勤の連続は、2回までが目安です。

私は、2交代と3交代の両方を経験しました。形態によって、きつさの種類が違うと感じます。求人票では、形態と回数を、必ず確認しましょう。

夜勤の人数と一緒に組む人

経験から言うと、夜勤の人数が少ないときは、きつく感じました。

また、苦手な人と夜勤を組むと、さまざまなプレッシャーがありました。誰と組むかも、きつさに影響します。人数と、チームの雰囲気は、見学で確認したい点です。

休憩と仮眠が取れるか

ガイドラインでは、夜勤の途中で1時間以上の休憩を確保し、連続した仮眠時間を設定することが示されています。

ただ、現場では、急患を受け入れていると、規定の休憩が取れないことがありました。休憩の実態は、求人票では分かりにくい部分です。面接で、具体的に聞いてみましょう。

勤務間隔と夜勤後の休息

ガイドラインでは、勤務と勤務の間隔を、11時間以上あけることが示されています。夜勤が2回続いたあとは、おおむね48時間以上の休息が目安です。

夜勤の前後の予定は、体の回復に関わります。夜勤明けの休みがどう扱われるかを、確認しておきましょう。

求人票で確認したい夜勤の条件

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求人票には、夜勤について、いくつかの情報が書かれています。応募する前に、数字や書き方を見ておくと、ずれを減らせます。ここでは、求人票で確認したい項目を3つ紹介します。書かれていないことは、あとで質問するつもりで、メモしておくと便利です。求人票は、書かれている内容だけでなく、書かれていない内容にも、ヒントがあります。

月の夜勤回数と勤務形態

まず、月の夜勤回数と、2交代か3交代かを見ます。

回数が「月8回程度」などと幅のある書き方なら、平均と最多を、面接で聞いておきましょう。

夜勤の人数と患者さんの数

夜勤の人数は、求人票に書かれていないことも多いです。そのときは、病棟の患者さんの数と、夜勤の人数のバランスを、あとで質問します。

  • 夜勤は何人体制か
  • 患者さんは何人か

人数が少ないときのきつさは、私も実感しているので、先に聞いておくのがおすすめです。

夜勤手当に含まれる回数

給与の例に、夜勤手当が何回分含まれているかも、確認しておきたい点です。転職情報でも、よく紹介されています。

手当の金額だけでなく、何回分の想定かを見ないと、比べ方がずれてしまいます。

面接と見学で聞きたいこと

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求人票だけでは分からない部分は、面接と見学で確認します。夜勤については、聞きにくいと感じる人も多いかもしれません。しかし、入職してからのずれを減らすために、聞くことは大切な確認です。ここでは、私の経験から、特に聞いておきたい3つを紹介します。質問のしかた次第で、答えやすさも変わります。穏やかに、確認したいという姿勢で聞いてみましょう。

平均の回数と最多の回数

夜勤の回数は、平均だけでなく、最も多いときの回数も聞いてみましょう。

平均は少なくても、人手が足りない月は増えることがあります。最多の回数が分かると、負担のイメージが具体的になります。

休憩の取り方と急患の対応

急患が入った夜は、休憩が取れないことがありました。

  • 夜勤中の休憩は、どのように取っているか
  • 急患で休憩が取れなかったとき、どうしているか

こうした質問への答え方に、職場の姿勢が出ると感じます。

欠員が出たときの夜勤

欠員が出たときに、夜勤がどうなるかも、気になる点です。

夜勤の調整を、どう決めているのか。夜勤を減らしたい人の相談は、できるのか。困ったときの仕組みを、聞いておきましょう。

夜勤の負担を減らす考え方

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夜勤がきついとき、「夜勤を減らす方法はないか」と考える人は多いと思います。私自身は、夜勤を減らす方法を、見聞きしたことはありません。病院の看護師は、夜勤が前提だと考えているからです。それでも、負担を軽くする工夫は、いくつかあります。ここでは、私が実際にやってきたことを中心に、紹介します。どれも、すぐに始められるものばかりです。

休みの日にしっかり回復する

夜勤の負担を減らすには、休みの日の過ごし方が大切だと感じます。

私は、できるだけゆっくり休むようにしています。気分転換も入れて、回復する時間を、意識して持つようにしています。

眠そうな同僚に声をかける

夜勤で、眠そうにしている同僚に、気づいたことがあります。

私は、「休めてる?」と声をかけて、夜勤の前後の生活リズムを聞きました。話すだけでも、ひとりで抱えないきっかけになります。

人の様子を見て職場を選ぶ

夜勤のきつさは、チームの雰囲気でも変わります。条件に加えて、職場の人の様子も、見ておきましょう。

見るポイントは、人間関係に疲れた看護師の職場選びの記事にまとめました。条件と人の様子を、両方から確認してみてください。

精神科への転職や異動を考えている方は、精神科はきつい?20年働いて分かった向いている人も参考にしてください。精神科ならではのきつさとやりがいをまとめています。

辞める前に見直すお金と相談

辞める前に見直すお金と相談を紹介する見出し画像

夜勤がつらくても、勢いで辞めるのは、おすすめしません。夜勤手当がなくなると、収入が変わることもあります。辞める前に、お金の面と、相談できる人を確認しておきましょう。冷静なうちに確認しておくと、判断が落ち着きます。ここでは、特に大切な3つを紹介します。夜勤を減らすかどうかに関わらず、先に整えておくと安心です。

収入がどう変わるかを確認する

夜勤手当は、給与の大きな部分を占めることがあります。

夜勤の回数が変わると、手取りが変わるかもしれません。次の職場の給与の例と、今の給与を、比べてみましょう。

生活防衛費があるかを確認する

生活防衛費とは、収入が止まっても、生活を続けるための貯えのことです。

  • 貯えで、何か月生活できるか
  • 次の仕事が決まるまでの目安

期限が見えると、焦りが小さくなることがあります。

本音で話せる相談相手を持つ

家族以外に、本音で話せる人はいますか。夜勤の悩みは、周りに理解されにくいこともあります。

職場の外の相談先が必要なときは、厚生労働省のこころの耳のような、働く人向けの窓口もあります。ひとりで抱え込まないようにしましょう。

夜勤の転職に関するよくある質問

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ここでは、夜勤がきついと感じたときに、よく聞かれる質問にお答えします。個別の事情によって、適した対応は変わります。あくまで一般的な考え方として、参考にしてください。体調に不安があるときは、医療機関に相談することも、考えましょう。疑問が解けるだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

夜勤がきついのは自分が弱いからですか?

弱さだけが原因とは限りません。人数、休憩、チームの雰囲気など、職場の条件でも、きつさは変わります。自分を責めすぎないようにしましょう。

夜勤明けに眠れない時はどうしますか?

私は、生活リズムが崩れて、眠気が強く出ることがありました。眠れない状態が続くなら、医療機関や相談窓口に相談してください。睡眠については、厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイドも参考になります。

夜勤は月何回までが目安ですか?

日本看護協会のガイドラインでは、3交代制は月8回以内を基本とされています。ただし、これは目安であり、職場によって実態は異なります。実際の回数は、面接で確認してください。

夜勤を減らしたいと職場に相談してもいいですか?

相談すること自体は、問題ないと思います。ただ、職場によって、対応は違います。私は、夜勤を減らした事例を見聞きしたことがありません。まずは、相談してみることをおすすめします。

夜勤で体調を崩したらどうしますか?

無理をせず、早めに、医療機関や職場の相談先に相談してください。体調を優先することが、大切です。気持ちがつらいときは、こころの耳のような窓口もあります。

まとめ

まとめ、まずは夜勤のきつさの中身を書き出そうと伝える見出し画像

夜勤がきついと感じたとき、すぐに辞める前に、きつさの中身を整理してみましょう。次の職場では、夜勤の回数や形態、人数、休憩、勤務の間隔を、求人票と面接で確認します。そして、チームの雰囲気も、あわせて見ておくことが大切です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

この記事のポイント
  • きつさの中身(眠気・生活リズム・人数・休憩)を整理する
  • 夜勤のきつさは、回数だけでなく、人数や休憩でも変わる
  • 求人票と面接で、平均と最多の回数を確認する
  • ガイドラインは目安。実態は職場ごとに違う
  • 辞める前に、お金と相談相手を確認する

まずは今日、夜勤の何がきついのかを、紙に書き出してみてください。それが、次の職場を選ぶ軸になります。

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